株式会社 協同病理
他分野の企業の方へ
最終更新日:2007.6.12

【 English 】(The page of "Outstanding Technologies from Kobe"- Kobe Industrial Promotion Foundation)

(1) Primary competence

  当社は医療関連サービスとして医療機関等に対して病理学的検査を提供していますが、医学検査>臨床検査>検体検査>病理学的検査というように専門特化しているのが特徴です。産業分類上はサービス業に属しますが、例えば宝石の研磨と同様に加工業でもあります。

私達の仕事は、技術的に次のプロセスから成っています。
     1. 各種の顕微鏡標本を作製する技術
     2. 各種の顕微鏡標本を観察する技術

1. 顕微鏡標本の作製
(1)薄片化技術(薄切・研磨)・・・・・・・・・・・物理的工程
顕微鏡で観察するために試料を光線(光学顕微鏡)や電子線(電子顕微鏡)が透過できるだけの薄片にします。
薄切とは試料表面を数μmからÅ単位の厚さに薄く削ることです。これは表面加工技術のひとつである切削と同じですが、切削により生ずる”切削屑”が製品である点で異なり、カーリング、チャタリングや断裂のない均一な薄片であり、かつ試料表面の構造を忠実に再現することが品質となります。
研磨も同様で、試料の表面加工ではなく、試料自体を薄片化することが目的です。
特に生物試料では、硬度・密度・含水量など物理的性格の異なる多様な成分を含む点が難しく、自己融解や溶出、変性を防ぎつつ工学的処理に適した弾力、硬度、塑性が得るには固定、脱水、凍結や樹脂包埋など試料の前処理が必要となります。

(2)分析技術(染色・検出・抽出)・・・・・・・・化学的工程
作製された薄片はスライドガラス(光学顕微鏡)やグリッド(電子顕微鏡)に貼付して標本化されますが、観察までにはさらに次の処理が必要となります。
染色は試料に色素を結合させることですが、色素分子の大きさやpH特性、試料の成分に対する親和性や試料密度の差など、さらに媒染剤や分別剤を利用して試料中の特定成分を染分けます。(一般に「分染」とは言わず「重染」と言う)
鍍金(銀を使うので「鍍銀」と呼ぶ)やカーボン等を蒸着させることもあります。
無機物の検出などには無機化学反応、有機物に対しては酵素−基質反応など有機化学反応、抗原分子に対しては免疫反応など、生体内や試験管内の反応を標本上( In situ )で行います。 その他にLCMやHybridizationを用いた核酸の抽出・検出なども行います。

2. 顕微鏡標本の観察
(1)偏光・蛍光・電子顕微鏡などの機器の操作、計測、撮影技術
(2)医学・生物学的な知識に基づくパターン解析の技術
医療関連サービス認定マーク
E(3)-0706280439


神戸発優れた技術認定マーク
(2)Technical extension

  当社は医療関連サービスとして医療機関等に対して病理学的検査を提供していますが、医学検査>臨床検査>検体検査>病理学的検査というように限定した分野に専門特化しているのが特徴です。従って産業分類上は役務の提供によるサービス業に属しますが、例えば宝石の研磨と同様に加工業でもあります。

私達の仕事は、技術的に次のプロセスから成っています。
     1. 各種の顕微鏡標本を作製する技術
     2. 各種の顕微鏡標本を観察する技術

現在作成中です
しばらくお待ちください