株式会社 協同病理
アミロイド・シャペロン
最終更新日:2015.02.10

御注意下さい:これは貴方がご覧になっている時点での正確な保有抗体を示すリストではありません。
■ アミロイド/変性蛋白/分子シャペロン等 ■
Anti- 抗体名 略称 別名 HOST CLONE名 適用
Human Amyloid A AA AA protein Mouse mcl(2,3) P
Human Amyloid P AP P component Rabbit Poly P
Human Alpha 1- Antichymotrypsin AACT   Rabbit Poly P
Human Beta2-Microglobulin b2MG   Rabbit Poly P
Human Kappa light chain κ   Rabbit Poly P
Human Lambda light chain λ   Rabbit Poly P
Human Tranthyretin (Prealbumin) TTR Thyroxine binding prealbumin Rabbit Poly P*
Molecular chaperone  
Human Heat shock protein 70 HSP70   Mouse 8B11 P*
Ubiquitin  
Human Ubiquitin Ubiq   Mouse FPM1 P


Amyloid 各型とその成分
  AL AA AH(透析性) AF(家族性) Amyloid angiopathy
Majer component κ/λchain Amyloid A β2-Microglobulin Transthyretin β Amyloid
Minor component P component AACTApoE
アミロイド蛋白は(1)臓器や組織の細胞間に沈着し、(2)電子顕微鏡で幅約10nmの真直ぐな細線維構造を示し、 (3)Congo Red染色後偏光顕微鏡で緑色の複屈折を示すという共通の特徴を持つ線維蛋白の総称(「分子病理学」文光堂、1993)で、生化学的には少なくとも15種類以上あるとされており、ここでは代表的なものを示した。(詳細は、石原得博:「病理と臨床」21(11),1241-1244,2003が解り易い)Amyloidの確実な同定法はCongo Red染色(またはDFS染色)と緑色偏光の観察であるが、typeについては各々の成分に対する抗体を用いて免疫組織化学的なアプローチも可能である。ただし、β2Mを除きほとんどは変性蛋白として沈着するため、変性の程度によっては免疫グロブリン軽鎖やトランスサイレチン(プレアルブミン)等の正常蛋白に対する抗体が反応しない場合があり限界はある。